十字架ラビアンローズ

出向先から更に別の会社に出向させられていた時の実体験談です。あなたは「出向」について、こんな理不尽な思いをさせられてはいませんか?

  1. トップページ
  2. ライフスタイル
  3. 働く事への反発
  4. 出向で「また貸しのまた貸し」を被っていた実録

出向で「また貸しのまた貸し」を被っていた実録

2013.9.29.Sun. 14:07

半沢直樹ほぼ知らんけど(そもそもドラマというものそのものが嫌いで観ていない)、その辺絡みで出向についての話を見かけたので、それに関連して僕の実体験談を落とし込んでおこうと思います。

これは前の前の会社に新卒で入って2ヶ月ちょっと経った頃の話。
Webサイト制作がやりたかった筈なのに、入ってみたらその実態は他社に出向してWebにかかわらずアプリケーション開発等を雑多に行うという会社でした。
僕は両親がともに会社員経験がなかった為、おかんに愚痴ったらそれって派遣なんじゃないのかと言われましたが、前の前の会社が所属していたグループのうちの1社に派遣会社を謳っている会社があったので、あくまでも派遣ではないつもりでいたらしい。
実際新製品を開発したりするにあたっては、機密保持等の理由から、外部から人員を補填するにあたり出向してもらうという手段が取られたりはするけれども。
入社後の僕を含む新入社員は言ってみれば「出向先決定待ち」という状態に置かれていて、何を目的とするでもなくただただ何となくJavaアプレット等の自習をさせられたりとかして過ごしていました(そしてそれらは一度も実務の役に立っていない)。
そしてときどき面談のようなものが設けられて、出向先が決まった人達はそれぞれの場所に旅立っていくという。
しかし僕はなかなか出向先が決まらず、最初は僕と同じ場所に30人くらいいた筈の出向待ちの新入社員達は、2ヶ月後には僕を含めたった3人だけになってしまっていました。
自習をさせられていた場所の重苦しい雰囲気に耐えられず早く脱出したいと苦しみ続けていましたが、ある日にやっと僕にも出向先が決まり、残りの二人を置き去りに、以降は出向先へと出社していく事になりました。

だが、その出向の内容が酷かった。
「新卒入社2ヶ月目で会社員の体験談も知らない」という僕にとっては目の前にある事が全てで、それが疑うべき内容であるかどうかすら分からず、今思い返すと何という環境で働かされていたのだろうかと、本当に前の前の会社に対する憤りと呆れがいつまで経っても止まらない。

仮に、前の前の会社をA社とします。
僕はA社と同じグループ内の別の会社であるB社に出向しました。
しかしその目的はB社での勤務ではなく、B社が提携するグループ外のC社へ、B社の社員1人と一緒に出向する事でした。
更にC社に出向すると、僕とB社の社員はC社の社員1人と一緒に、C社が提携するD社へと出向していきました。
こうして最終的に行き着いたのは、B社でもなく、C社でもなく、D社への勤務。
この激動が、ほんの数時間で行われていきました。
そしてA社は、「まさかB社が更に別の会社に空色さん(仮)をまた貸しするなんて…」とか思っていた訳ではなく、最初から僕をそうするつもりでいたのでした。
業務に限らず日常生活等においてもまた貸しという行為はNGであるというのに、僕は前の前の会社によってまた貸しのまた貸し」を強いられていたのです。

D社は僕の事を、C社の社員だと思い込んでいます。
C社は僕の事を、B社の社員だと思い込んでいます。
D社の社屋内においては、B社の社員1人だけが、僕がA社の社員だという事を把握しているという状態でした。
そして、僕がまた貸しされている存在であるという事は一切口外してはならないという規約つき。
なもんで、例えばD社の社員から「C社の新入社員達と仲良くやったりとかしているの?」と訊かれたりとかするのがザラでした。
それでも入社して初めて勤務らしい勤務についたので、社屋が広く綺麗な環境であった事もあり必死に頑張って働いていたのですが、そんな僕に対しD社は、まだ作業が全く完了していない中途半端な状態であるにもかかわらず、出向から2ヶ月もしないうちに早々に契約を打ち切ってきました。
本当もう、その時はひたすら、人目もはばからずに泣いていましたね…。
精一杯頑張ってきていたのに、会社に使い捨て扱いにされたのだから。
しかも恐らく、空色さんは使い物にならないというメッセージまで込めて。

そんなつらい記憶を根深く残されたので、前の前の会社を退職後に次の就職先を探す事になった際には、条件の一つとして「出向されなさそうだ」を重要視していました。
そして前の会社に在籍していた頃には実際に一度も出向させられる事はなく、また会社の方も社員を出向させるという手段は考えていないようでした(出向させられるほど社員多くないしね)。
しかし2年くらい経ったある日、社長の気まぐれなのか何なのか、僕ではない他の社員の一人が他社に出向させられていきました。
そしてその社員はしばらく出向先に勤務しときどき自社に顔を出し、契約満了後に自社に戻ってきましたが、その後間もなくして自社そのものを退職していきました。
退職の理由は不明ですが。
しかしその時僕は敏感に感じ取ったのですよ、「次に出向させられるのは僕かもしれない」と。
その社員は実はそれほど能力が高くなかった為、基本的に出向という手段を考えていなかった筈の前の会社によって出向をさせられるという事は、その人がしばらくいなくなったとしても、会社としてはたいして困らないという意味なんじゃないのかと考えたら、恐ろしくてたまりませんでした。
空色さんの事は犠牲にしてもいいと思い込まれ続けてきていた事もあって、「出向」という要素は、前の会社を退職しようと決意した理由の一つになっていきました。

先述のとおり、出向そのものが悪しき事な訳ではないと思います。
本当に必要とされての手段である事もあるでしょう。
しかしもし自分が出向している身で、そしてその事について「理不尽だ」「都合よく利用されている」と感じたりするようであるならば、どうか少し、別の選択肢を考えてみて下さい。

Twitter

アーカイブ

全記事アーカイブ

ブログパーツ

  • アイラブ地元ブログパーツ