十字架ラビアンローズ

「髪型変えた?」「お国はどちら?」といった何気ない話題は、自分ではそのつもりはなくても、相手を傷つけたり不快にさせたりしているかもしれません。

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「髪型変えた?」の一言は相手を傷つけたり不快にさせたりする

2013.11.14.Thu. 10:52

人との会話において、初見で誰もが切り出すであろう話題は自重しておいた方が良いと思うのですよ。

  • 髪切ってきたばかりの人に対して「髪型変えた?」
  • 日本国内にいる外国出身者に対して「お国はどちら?」
  • (DQNとまではいかなくとも)変わった名前の人に対して「珍しい名前だね」
  • etc.

こういう話題は、話しかける側にとっては気軽なきっかけ程度のものなのかもしれません。
しかし話しかけられる側にとっては、会う人会う人にしつこく何度もワンパターンで同じ事を訊かれてうんざりしていると思うのです。
そしてそれくらいの事は、ちょっと考えれば容易に想像がつく筈です。
それなのに、上述のような中身のない薄っぺらい話題を投げかけて、相手をうんざりさせてくるような人達…。
こういった人達は相手の事を考えていません、相手を一目見て湧いて出たもやもやを解消したいが為だけに、自分がすっきりしたいが為だけに話題を投げかけているのです。
そんな人達に対して、僕はこう考えています。

「お前、自分にだけ発言権があると、本気で思い込んでいやがるのか」

髪型変えたからって何でしょう?
どこの出身かを知ったところでどうなるでしょう?
名前が珍しかったら何でしょう?
それがあなたに何かの影響を及ぼしていますか?
それを知った事で、少しでも建設的な何かが生じていますか?

そこで「いや別に…」「ただの単発的な話題として…」というところに行き着いた人は、結局自分がすっきりする事しか考えていなかったという事になるでしょう。
もっと言えば、それによって相手をうんざりさせる事さえもいとわなかったという事になるでしょう。
そういう自覚がなかったというだけで。

もちろん、例外的なケースはあると思いますよ。
あまり小さくなさそうな怪我の手当てが施された人に対して心配の一言をかけてあげるとか、そういうのは大事であると考えます。
その一言は「相手の事を考えて発した思いやり」ですからね、そういうのは例え色んな人から同じような言葉をかけられても苦とは異なるもの。
ただし、そこから更に怪我の原因を詮索するような言葉を投げかける人は、先述のような興味本位の自分中心主義者に成り下がりますけど。

人は珍しいものに興味を示します。
しかしその好奇心に基づく行為が、相手を傷つけたり不快にさせたりするようなものであってはなりません。
目についたもの・思いついたものを衝動的に口にするのではなく、その前にほんの少しでも言われた側の事を考えてみませんか?
些細なレベルのものであるならば敢えて何事でもないかのようにスルーする、それがより円滑な人間関係を構築していく上での重要なポイントになってくるのではないかと考えるのであります。

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