「もと子ちゃんのワンダーキッチン」とは?
概要
1993年に企画された、味の素マヨネーズの懸賞の当選者にプレゼントされた、非売品のSFCソフト。
プレイヤーは指カーソルを操作して様々な箇所をクリックし、その反応を楽しみながら、料理に必要な材料を集めていく。
全体的に絵本のようなほっこりとした不思議な世界観で構築されており、ストーリーは短く難易度も低い。
開発は任天堂であるとされており、地味にマウスに対応している。
ストーリー
「もと子ちゃん」によって「アジノモ島」に招待されたプレイヤーは、キッチンで3つの「MEMO」を見つけだす。
「ぞう」「ペンギン」「さる」とともに、キッチンから様々なファンタジー世界へと旅立ち、MEMOに記された料理の材料を探しだしていく。
そして集めた材料で料理を作り、もと子ちゃんに食べてもらうのだ。
登場キャラクター
- もと子ちゃん
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本作の舞台である「アジノモ島」に住む女の子。
作品タイトルは「もと子ちゃんの」となっているがNPCであり、主人公ではない。
料理を1つ作るごとに、味の素マヨネーズを使用した簡単なソースの作り方を教えてくれる。
- もとじろう
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料理1つ分の材料を集めるごとに現れるおじいさんで、マヨネーズに関する様々なコラムを紹介してくれる。
またEDにも登場し、味の素マヨネーズを使用した簡単な料理を紹介してくれる。
登場するたびに異なる衣装を着ており、もと子ちゃんより出番が多い。
もと子ちゃんの事を知っているようだが、祖父なのかどうかは不明。
- ぞう/ペンギン/さる
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ピンクのぞう・青いペンギン・茶色いさるの3体で、恐らくはぬいぐるみ。
それぞれの傍らに「MEMO」が存在しており、プレイヤーとともに各地への冒険へと繰り出していく。
言葉は話さないが、様々な表情や動きを見せてくれる。
- カーソル
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マリオの手袋を思わせる指カーソルで、本作の実質的な主人公にしてプレイヤーの分身。
各地で様々な箇所をクリックし、その反応を楽しんでいく。
時には、まるで人間になりきったかのような多彩な芸達者ぶりを見せてくれたりもする。
- マヨネーズ
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OPとEDにのみ登場する、マヨネーズに顔と手足がついたような存在。
ロケットのような形状で飛んでいく描写がある事から、現実世界とアジノモ島とを繋ぐ乗り物の役目を担っているのかもしれない。
- おばば
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キッチンのシンク下の棚の中にいる、魔女のおばあさん。
普段は眠っているが、オセロ盤を調べると目を覚まし、オセロの対戦相手をしてくれる。
ものすごくオセロが強いような気がする。
- ウイルス
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「ドクターマリオ」からのゲスト出演。
もとじろうのコラムに登場するも、マヨネーズの中に含まれる「酢」の力によって、あっさりと殺菌されてしまう。